【たまゆら語り】2010年9月30日 OVA『たまゆら』上映イベント ~それは、素敵な不思議~

2023年1月8日 更新
2023年1月9日 更新

2010年9月30日

東銀座の東劇にて、OVAたまゆら』上映イベント ~それは、素敵な不思議~が開催されました。ツイッターの発信履歴などを振り返ってみると、僕にとっては、初めてのアニメ『たまゆら』イベント参加でした。

【「たまゆら」上映イベント 〜それは、素敵な不思議〜 】
■日時:9月30日(木)
■時間:21:00~22:15
■場所:東劇
■内容:第1話・第2話の上映+トークショー
■出演:佐藤順一監督・葉月絵理乃儀武ゆう子

この日は雨が降っていました。"アニメ『たまゆら』イベントと言えば雨"とネタになっていくのは、まだ先のお話…。

会場内にて、ポップコーンMサイズを購入で、「たまゆら特製コースター」をプレゼントというキャンペーンもありました。売店には、ポップコーンを求めて、行列ができていました。

この時、あまりに行列ができてポップコーンの補充が間に合わなくなったので、急遽、ドリンクのLサイズでも、特製コースタープレゼントの対象になるという出来事もありました。

会場内には、『たまゆらSDキャラのスタンディもお目見えしていました。

上映イベントの内容については、当時のレポートツイートで振り返ってみます。

このOVAたまゆら』上映イベントが、僕にとって、儀武ゆう子さんを初めて生で見たイベントだったのです。当時の衝撃がツイートから垣間見えますね…!(笑)

おそらく、この時の儀武さんの「応援」という言葉がきっかけで、僕は、「この作品を応援するんだ、していくんだ」という気持ちが生まれたのかもしれません。

上映イベント終了後、SDキャラスタンディは出口でお見送りしておりました。

この上映イベントは、僕が儀武ゆう子さんというエンターテイナーを初めて間近で見て、楽しませていただいたイベントであり、アニメ『たまゆら』を応援しようという気持ちが形作られていくきっかけとなったイベントだったのだと思います。

【たまゆら語り】2010年9月8日 潮待ち島

2023年1月8日 更新

2010年9月8日

OVAたまゆら』メインビジュアルの場所や、竹原町並み保存地区、エデンの海パーキングエリア、的場海水浴場を巡った僕は、竹原駅に戻ってきました。

次の目的地は、OVAたまゆら』公式サイトの企画、リレーフォト「たまゆらいふ」にて、儀武ゆう子さんが掲載していた写真の場所を目指すことにしました。リレーフォト「たまゆらいふ」は、OVAたまゆら』のスタッフ&キャストの皆様が、普段の生活の中で撮ったお気に入りの写真を更新していく企画でした。儀武ゆう子さんはその企画で、大崎下島の歴史の見える丘公園で撮った写真を掲載していたのです。

この時点で、大崎下島がアニメ『たまゆら』に登場するという情報は出ていなかったのですが、具体的に地名が出ている場所はそこくらいでしたので、向かってみることにしたのでした。

竹原駅から呉線に乗り、広駅で降りて、瀬戸内産交バスで、大崎下島を目指しました。今思えば、竹原港からフェリーや高速船という経路もあったのですが、そこまで調べていなかったのだと思います。そうして、大崎下島の大長港あたりのバス停にて、下車したのでした。

地図も持たずに、当時はガラケーの地図機能も使いこなしていなかったので、またまた、とにかく歩き回るのでした。

しばらく歩くと、御手洗地区にたどり着きました。散策絵図を見ると、目的地である歴史の見える丘公園も描かれていました。どうやら、目的地には近づいているようだという安心感とともに、歩を進めるのでした。

後に、TVアニメ『たまゆら~hitotose~』で麻音ちゃんの実家の旅館のモデルにもなる「なごみ亭」さんの写真も、建物の雰囲気が気になったのか、写真を撮っていました。

なごみ亭 - あなごめし

当時のツイートにある「たまゆらPVにあった景色」とは、おそらくは、OVAたまゆら』OPテーマに登場していた、竹原市の的場海水浴場の堤防ことだったと思います。当時はガラケーでPVも気軽に再生できていなかったのか、自分の曖昧な記憶をあてにして、作品の舞台を探していたのでした。

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【たまゆら語り】2010年9月8日 OVA『たまゆら』の舞台を求めて

2023年1月3日 更新
2010年9月8日。
 
早朝、三原のカラオケボックスを後にして、再び呉線で竹原へ向かいました。

呉線の車内は人もまばらでした。僕は人のいない電車内や、車窓の風景、停車した駅のホームなど、写真を撮りながら、竹原へ向かっていました。

後に『たまゆら』の舞台として登場する忠海駅も、うさぎの看板が気になったのか、写真が残っていました。
 
やがて、2度目となる竹原駅に到着しました。

今は閉店してしまった竹原駅のキオスクの写真も残っていました。
 
竹原駅の改札を出たところで、昨夜、泊まるところのアドバイスをくれた駅員さんに再会しました。これから竹原を見て回ろうとしていることを伝えると、駅員さんは、「竹原はいいとこじゃけぇ」と笑顔で送り出してくれました。
 
その時、僕は、こうやって地元のことを笑顔で伝えることができる人が居る場所を舞台に選んだ『たまゆら』という作品は、きっと優しい物語になる、と感じていたのでした。

駅員さんと別れ、竹原駅を出て、OVAたまゆら』に登場する舞台探しの旅が始まりました。

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【たまゆら語り】2010年9月7日 初めて竹原を訪れる

2023年1月1日 更新

2010年9月7日。

僕は青春18きっぷを利用して、JRの普通列車乗り放題の1人旅をしていました。その旅の目的地のひとつが、広島県竹原市でした。僕はアニメが好きで、せっかく旅をするのなら、アニメの舞台となった土地を巡ってみたいと考えていました。

その頃、気になっていたオリジナル・ビデオ・アニメーションたまゆら』の舞台が、広島県竹原市でした。OVAたまゆら』は、この頃、まだ第1話(15分ほど)がイベント上映されたくらいで、作品の情報量としてはまだこれから、という頃でした。

僕はその先行上映イベント*1には参加できておらず、作品の公式サイトなどで公開されていたPVを見ていたくらいでした。

今思えば、まだ本格的に作品が始まっていないタイミングで、まだ作品に対する思い入れもない中、自分が竹原を目指したことが不思議です。おそらくその頃の自分にとっては、旅をすること、アニメの舞台を巡ってみること、その経験自体を得たい気持ちがぼんやりとあっただけなのかもしれません*2

 

三原駅から呉線に乗り、日が沈む頃、初めて竹原駅に降り立ちました。

竹原駅に着いたはいいものの、どこへ向かえばいいものか。
目的地としては、当時公開されていた『たまゆら』メインビジュアルの場所、『たまゆら』公式ページの写真コーナー「たまゆらいふ」にアップされていた場所、PVに登場していた場所くらいのものでした。

あたりも暗くなってきていたので、本格的に歩き回るのは翌日にしようと考えました。とりあえず、駅から町並み保存地区の方まで歩いてみることにしました。

初めて訪れた竹原は、雨上がりでした。しんとした町並み保存地区の石畳に、染み込むような街灯の筋が伸びていました。

2023年1月2日 更新

しばらく夜の竹原を歩いた後、竹原駅へ戻りました。僕は宿を決めずに、行き当たりばったりで旅をしていたので、その夜の宿も決まっていませんでした。さすがに飛び込みで竹原の宿に泊まろうという考えもなく、竹原駅の駅員さんに、どこかカラオケボックスやネットカフェのようなものはないかと尋ねると、三原駅まで行かないと難しそうだと教えてくれました。

僕は呉線三原駅まで引き返して、見つけたカラオケボックスに泊まったのでした。

*1:2010年8月22日開催 OVAたまゆら」先行上映会イベント 『ようこそ、やさしい時間へ』in FSスペース汐留

*2:前提として、同じ広島県尾道市を舞台とするアニメ『かみちゅ!』が好きだったことが影響していたかもしれません